瞑想オカン

ヴィパッサナー瞑想修行に勤しむ四十路オカンの日記

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

変化と共に居る

今日は年に一度の健康診断を受けてきた。私はたいして健康に気を使っていない割に、自分でもやんなっちゃうくらい病気をしない。生まれつき脳の真ん中に嚢胞があるのを除けばこれといって大病を患ったことがないし、健康診断でも再検査の指示が出たことはな…

ヴィパッサナーと慈悲の心

このところ「他者の心の流れを観る」ということにチャレンジしている。 「観る」といっても他者の心が実際に読めたりするわけではないため、正確には「想像する」というのが近い。「視覚が何かを捉え、捉えたことを認識し、認識したものを判断し、そこから何…

因果を観る

私は根っからの仕事人間で、暇でブラブラしているよりは仕事をしていた方が気分がいい。 しかし、それでもしばしばなんとなく仕事をしたくないな、と感じることがある。 考えてみれば昼間フルタイムで働いた上に夜も週末も物書きをしているわけで、疲れが溜…

凪いだ心

つい最近、私の身辺にとんでもない出来事が勃発した。このような場で嬉々として語るような話ではないため詳細は伏せるが、これがドラマなら私の立場にあるキャストは泣きわめき、自分の境遇を呪い、世をはかなんで出家でも考えかねないようなゴツいやつだ。5…

呼吸の中の輪廻

ヴィパッサナーの座る瞑想では、第一に呼吸を観察する。観察の仕方にはいくつか流儀があるようだが、私がやっている方法では、呼吸によって膨らんだりへこんだりする腹部が最初の観察対象になる。 腹部は息を吸うと膨らみ、息を吐くとへこむ。その動きを、「…

感覚の分解

私は昔から体が硬く、正式な結跏趺坐というのを組むことができない。仕方がないので胡座(あぐら)をアレンジしたような座り方で座る瞑想をやっているのだけれど、どこかで血行や神経が圧迫されるのか、一時間くらい座っていると、いわゆる「痺れ」が生じて…

異常感覚とヴィパッサナー

これはわかる人にしか分からないのではないかと思うのだが、私には幼い頃から、「体の感覚が左右均等に起こらないと落ち着かない」という奇妙な性癖があった。右手で触ったものには左手でも触れたくなるし、右足で踏んだものは左足でも踏まないと気が済まな…