瞑想オカン

ヴィパッサナー瞑想修行に勤しむ四十路オカンの日記

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

妄想を止める

何年も前に読んだ「一秒」禅という本に、「思うて詮無きことは思わず」という言葉が紹介されていた。「考えても仕方のないことは考えない方が良い」という意味で、「なるほど、確かにそうだな」と感銘を受けたが、その一方で「そうは言っても、その『考えな…

自己主張という屁

自分の意見を主張するのは、放屁によく似ていると思う。「我がものと 思えば愛し 屁の臭い」という川柳もあるように、自分の主張は自分にとって好ましいものだし、言いたいことを言えば思い切り屁を放った直後と同じようにとてもスッキリする。しかし、主張…

連想ゲーム

バスなどを待つ間に手持ち無沙汰な時間ができると、連想ゲームをすることがある。連想ゲームといっても「りんごは赤い、赤いはポスト」…というあの遊びとは少し違って、ふと意識に上ったものから連なるように出てくる記憶や感情の流れを観察するようなことだ…

転換点

ヴィパッサナー実践の進み方は、人それぞれなのだろうと思う。 いつ、どんな変化がどのように起こり、どういう経緯を経て心が救われるのか…ある程度の目安はあるのかもしれないが、「必ずこうなる」という定石のようなものはおそらくないのだろう。 他人の心…

瞑想と奇跡

いつだったか息子を呼んで折り紙を取り出し、「お母さんがポンと手を叩いたら、この紙が半分になるよ〜」と言いながら手を叩き、叩いた後で紙を手で折ってみせたことがある。ワクワクした顔で見守っていた息子は、「えー、自分で折るなんて詐欺やん!」と鼻…

冬の朝の憂鬱

冬の朝は寒いので、布団から出るのが億劫になる。加えて日の出が遅いため、目覚めの頃には太陽が顔を出していない。人間の身体は日光を浴びてセロトニンを合成するそうなので、薄暗い冬の朝に「なんとなくやる気が出ない」という気持ちになるのはやむを得な…